エアコンの冷房時と暖房時の空気の流れを考えると答えは出てしまいますが、冷たい空気は下へ暖かい空気は上に溜まりやすいため、空気の流れをよくすることによって効率を上げてあげると電気代が安くなります。エアコンはリモコンに室温センサーがついているものもありますが、ほとんどのエアコンは室内機に室温を計る温度センサーがついています。
 
暑いときに冷房運転をすると部屋の下は涼しくなっていても、室内機の位置の温度が下がらなければ、設定温度になるよう冷房は強いままになります。体感では立っていると暑く感じ、下に座っていると寒く感じてしまいますので、その都度温度を変更しなければなりません。
 
ハイグレードの機種は、そういった機能がついているため電気代が高くなりにくいのですが、ベーシックタイプでは空気の流れを作ってお部屋全体をムラなく冷やすことで体感温度も下がります。空気の流れをつくるには、サーキュレータや扇風機を使い一定方向に回るようにエアコンの風と同じ方に向けて使うことが大事です。また、エアコン取り付け時の風向きも考慮しましょう。エアコン工事業者の方に相談して取り付けましょう。
 
その他、日光が入ってくるとかなり暑くなってしまうので、カーテンやブラインド、葭簀などで直射日光を防ぎましょう。また、室外機の吹き出し口は熱を放出するため狭い場所や空気が通らなくなるような物をできるだけ置かないようにしましょう。